Sennheiser HD 820 Wired Over The Ear Over Ear Headphones Without Mic (Black)

低音の響きと余韻は他に無いと思うぐらい凄い。音空間の拡がりとはこの事を云うのだろうか。
高音/ヴォーカル/低音のバランスが良い。正しいのだと思うが音源の良し悪しを正確に表現してしまう。
間違いを許さないヘッドホンだと思う。(小さなモバイルAMPでは鳴らせない気の置ける友人です)
　単に好みだと思うが高音がキラキラと輝いて聴こえるAKG-872の方が好きな音を出しているかも。
高価なアンプ無し/ジャック直差し/MP3でも楽しく聴かせてくれる友達です。

2025/05、 1周年更新

■まとめ
周りに迷惑かけず、Sennheiser HD800シリーズの音を楽しみたい人向けのヘッドホン

画像に映っているSR009もかなり音が漏れますが、HDシリーズも静かな場所だと小さいスピーカー並みで音が漏れるので、密閉型は非常にありがたいです。

■HD800(S)について
ここからは少しマニアックな話をさせていただきますが・・
個人的にSennheiser社のヘッドホンは旧Orpheusまで聴いていますが、旧Orpheusの音色をそれなりに継承し、ロングセラーになっているモデルはHD600(旧)モデルですね。例えるなら、ソニーの「MDR-R10」と「MDR-CD3000」の関係のような感じでしょうか？

HD800は、そのHD600の後継機というより別のモデル。過去ソニーの「MDR-CD3000」と「MDR-SA5000」のような感じで、前後関係ではなくそもそも方向性が違うように感じます。
どちらもレコーディングされた音源をそのまま再生するという意味では「フラット」という言葉で説明できますが、このフラットの意味が少々変わっているようで、

・HD600系のフラットが「客観的な正確さ」
・HD800のフラットは「ニュートラル(自然さ)」

で、わかりやすく言いますと、HD800の方がもう少しリスニング用ヘッドホンになっている印象です。

ただ、「モニタリング」から「リスニング」に傾いたということは、ヘッドホンに癖がついちゃったとも言えます。HD800はなんとなく冷たい音色と虚しく感じるほど広いステージングを披露していて、アンプやプレイヤーなどの組み合わせに気を付けないとなかなか満たされない音になってしまう機種でした。

■HD820レビュー
HD820も基本はHD800に似ています。音漏れは最低限に抑えたままあ開放型と同じ体験ができる密閉型ヘッドホンがコンセプトだそうで、ある意味800(S)の密閉型チューニングバージョンとも言えるでしょう。

●組み合わせ
DAC/アンプ：SPL社の「Phonitor X」
ケーブル類：メーカー製(ミドルクラス)
バランス接続(4pin XLR：リケーブルはなし。)
トランスポート： PC
ソース音源：CD、FLAC、MP3、その他ストリーミング

先ず、Phonitor XはCrossfeedという機能が付いていて、ヘッドホンの音をワンランク上げてしまう代物です。純粋にHD820だけの音ではないことを先に言っておきます。

解像力と応答速度は静電型のSR009に比べても劣らず、極めて繊細です。とはいえSTAXのヘッドホンとか旧Orpheusのように途切れのない絹のような繊細さと柔らかさではなくやはりダイナミック特有の粗さは感じます。

全体的にはHD800とそこまで変わらないですが、聞こえる位置は多少低く、またわずかに遠くなっているように感じます。
例えばHD800はクラシック曲などを再生した際、アイレベルの高さから広く広がる感じですが、HD820は2階のVIP席で音楽を聴いているような感じですね。
人によっては「こもっている」ように聞こえるようですが、こもった音と位置が遠いは違います。あるいは、こもっているのはアンプが合わないのが原因かもしれません。

楽器と楽器の間は余裕があり、ポジションはよりはっきり認識できて、その立体感はHD800より増しているようです。空間の広さについては開放型らしいステージングですが、どこまでも広がって儚く消えていくHD800と違って、わずかですが、音が止まっていたり、反響のように戻ってくるような体験ができて、密閉型的なところはやはりあると思います。

●ジャンル
まず、フラット(FR)系のヘッドホンはどの音楽もそこそこ表現できる長所は有りますが、オールラウンドってわけでもありません。

HD800シリーズについては、クラシックに向いているとかよく書いてあるんですが、そうでもないです。あくまで「音源」に充実したフラットなので、ジャンルよりは案外再生する音源に左右される傾向があります。
HD800もそうですが、HD820もクラシックよりは、少し昔の歌(Pop)の方(80年代)が一番いい感じでした。すごく懐かしくなります。一方でPerfumeの曲なども立体感あって面白い音になるので、聴いていると楽しいです。どちらもクラシックと関係ないという話です。

ロック・メタルに関してはテンポの速い曲・最近の曲はあまり盛り上がらないです。
正直なところDream Theaterの新曲はSONYのMDR7506の方がドンシャリで刺激的な音になって良い感じでしたが、Dream Theaterではなく、マイク・ポートノイのドラムソロを聴いてみるとびっくりするくらいドラムの音が生々しくなります。
バンド編成に弱いというより、やはりレコーディングの問題ですね。カシオペアの曲(一応Fusion Jazzですが・・)などを聞いてみると決してギターとかドラムが苦手ではないのがよくわかります。
とりあえず、音源の問題とはいえ他に比べて苦手なジャンルがあるかもしれません。

次、ボーカルの話ですが、HD600の頃は西洋の低くてこってりした女性ボーカルの表現は良かったんですが、好みではなかったんですね。ですが、HD800～HD820、そこまで気にならなくなりました。解禁されたZardの曲をHD820で聴いてみると今まで知らなかった坂井泉水さんの新しい姿(声)が発見できて感動してしまいます。ソニーのMDR-E888やMDR-CD3000では表現できなかった彼女の美しい歌声が令和になってよみがえるのはとても不思議な気分です。とりあえず、涙ぐましい進化だと思います。おかげで昭和アイドルの曲発掘で最近幸せな日々を送らせていただいています。
極端な話アニソンの女性ボーカルもHD600に比べるとかなりかわいくなったので。

●その他
他のヘッドホンに比べると一芸に秀でている部分はないですが、その分どれくらいバランスが整っているかがわかります。その点においてはまさにハイエンドクラスです。

最近新規で購入したGRADOのSignature S950を聴いていると実感します。HD820に比べると昔ほどではなくても相変わらず耳をドスで刺されるような中・高域の鮮烈さと硬くて弾力みたいなものはあるが、相対的に貧弱すぎる低域。とても開放感のある素晴らしい音ですが、癖が強くすぐ疲れてしまいます。ジャンルの相性もはっきりしすぎて人を選びますので、バランスが極端になっているのはマイナスの部分が大きいですね。

ちなみにHD820の低域が足りないとかの内容もたまに見ますが、バランスとしては良い方です。問題は「量」が乏しくボリューム的に豊富というより深くソフトな感じで広がるのが人の好みではないからでしょう。

とりあえず、ここまでの話はオーディオが大好きで普段から結構、音を聴いている人間の話です。
他の人からすれば、あまり違いが判らず、なんの面白みのない音というのが正直な感想ですね。多分安いのより音がきれい。。くらいが一般人のリアルな反応かなと思います。

サブウーファーを付けたような迫力と破壊力のある低域、鼓膜をぶち破るような高域が欲しいなら、HD820の10分の１くらいの金額で購入できるDJヘッドホン程度で十分かと思います。安くて刺激の強いドンシャリヘッドホンなどは他にもたくさんありますので、ネットでいろいろ調べて見てください。

金額そのものもエントリーモデル級のハイエンドスピーカーレベルですし、デザインとインピーダンスの高さ(300Ω)から携帯に向いておらず、アンプも必須ですが、そうなると設置する環境、組み合わせを工夫しないといけませんので、ある程度オーディオの知識もあって、DACやアンプなども良いものを揃えることができるほどの予算も必要となります。

ヘッドホン単品だと30万前後といったところですが、組み合わせ次第では200万円(※Woo AudioのカスタマイズアンプとかハイエンドDAC+ハイエンドプレイヤー+電源ユニットからケーブルまで最高級のもの)以上払うこともあるでしょう。
ある程度余裕はあるが、スピーカーで音を聴くのは難しい人がハイエンドレベルの音楽を聴くために選ぶ機種だと思います。

ただ、これから真剣にオーディオの道を極めてみたいと思う人にとってHD820(HD800s含めて)はお金の無駄遣いにならない素晴らしいショットカットになると思います。

I have been using these for more than a year and occasionally carry them on trips too. With FiiO M15 like portable amp one can listen to these anywhere outside. As for the sound it is crystal clear and brings out even tiniest of sounds that otherwise get lost in din of favoured frequencies. This headphone being closed back with concave glass caps can add the extra bass punch still keeping other frequencies in tact. There may be cheaper options but this one I see using into my old age and passing it on to my grandchildren 👌😄

With these headphones over ears, now one can hear sound of some gamma and alpha rays including some frequencies of outerspace too, and comes with in-built auto translation functionality, so one does not require the Doraemon’s Translation Coniaco. The flexible wires are auto healing, given the cost, my Children can tear out the diaphragm off this, and lo! It repaired itself within no time. Bass is super heavy, you can feel the ear drum touching the cochlea easily.

nice i bought 5 of these for my 5 father the threw it because it is because i gifted the headphone in a cake so the thought i gifted a cake but its ok

あくまで普段はスピーカーで再生メインのヘッドフォン初心者で、アンプも専用でも無いので悪しからず。

これ聴いた後某○ニーのミュージシャンがよくつけてるヘッドフォンを聴いたら雲泥の差で目から鱗だった。
あれでもコスパは良いはずだけど、本当に籠って壊れたのかと疑う音だった。

820は音は繊細で情報量も多い、
低音も適度に引き締まって良い感じ。
なのに聞き疲れもしない。
つけ心地も良好。(音質の為に仕方ないのだろうけど、ちょっと重いかな。)

ただ、音場が凄く広いとか聞くが、そこほよく分からなかった。あくまで頭の中で鳴ってる域を出ず、スピーカー再生での空間再現性とは比べるまでもない。ヘッドフォンである以上限界は感じるけど、場所もとらないし、スピーカーに対する着座位置とか、様々なセッティング、部屋の特性や反響等に左右されるのと違い、耳にかけるだけで本当に気楽に安定した音が聴けるのが良い。何よりまともにオーディオ組むより遥かに安くつく。
壁一面にボーカル、奏者がそれぞれ分離した位置でが浮かび上がるような体験は出来ないけれど。